現在、多くの住宅でフローリング材が床材として使用されており、玄関からすべての部屋がバリアフリー化されていることが多いです。オールフロアーフローリングの良さは、掃除がしやすい点や高齢者や幼児がつまずき難いという点や、畳のように使用劣化が少なく、ダニの棲みかとならない点など様々な利点があります。一方で、フローリングの欠点として畳に比べて床温度が低く、冬場には足元が寒い点やキズが付いた場合の修理が困難である点、施工費用が高い点などがあります。万が一、キズが付いた場合に修理を行うのですが、キズの度合いによって修理方法が異なります。
工務店などに依頼して、リペア補修をしてもらうと良いのですが、以外にも補修費用が高くつきます。DIY作業にて修理を行えば比較的安価に済むでしょう。必要な道具として、パテ、ヘラ、サンドペーパー、補修用ペンシル、クリア、マスキングテープ、新聞紙を用意します。まず、キズや凹み部分をヤスリ掛けして、パテを盛ります。
パテが乾燥したら、床面とフラットになるようにさらにヤスリ掛けします。パテ部分に木目と同じ色の補修用ペンシルで色付けをします。色が乾いてから着色した周辺をクリアスプレーを塗って仕上げます。クリアが飛び散らないように周囲に新聞紙を敷いてマスキングテープで固定します。
クリアが乾燥してからフロア用ワックス等で補修した部屋のフロア全体のワックス掛けをしておくと良いでしょう。